皆さん、ドライブレコーダーはつけていますか?

さて、社会問題となっている「あおり運転」への対策でドライブレコーダーを設置する方がかなり増えているようですが、皆さんは設置済みでしょうか?

 

あおり運転といっても、態様はいろいろありますが、後方からのあおり運転については、自車の後方も録画できるドライブレコーダーが有効となりますので、お勧めです。前後2台のカメラで撮影するドライブレコーダーのほか、1台で360度撮影ができるドライブレコーダーもあるようですね。

こういったドライブレコーダーも以前より価格が低くなってきているようですので、まだ設置されていない方は後方も録画できるドライブレコーダーの導入を検討されてはいかがでしょうか。

今後、ドライブレコーダーは、営業車ではない一般的な車においても、標準的な装置の一つになってくるのではないでしょうか。

 

以下では、あおり運転について、法的なところについても少し記載しておきます。

 

警察庁のHPには、以下のような記載があります。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/aori.html

 

・いわゆる「あおり運転」等は、車間距離保持義務違反、進路変更禁止違反、急ブレーキ禁止違反等の道路交通法違反のほか、危険運転致死傷罪(妨害目的運転)や刑法の暴行罪に該当することがあります。

・警察ではあおり運転等に対してあらゆる法令を駆使して、厳正な捜査を徹底するとともに、積極的な交通指導取締りを推進しています。また、あおり運転等を行った者に対しては、危険性帯有(※)による運転免許の停止等の行政処分を厳正に行っています。
(※)「自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき」には、危険性帯有者として、点数制度による処分に至らない場合であっても運転免許の停止処分が行われます。

 

また、警察庁は平成30年1月16日付で、以下のとおり、関係各所に対し、厳正な捜査の徹底をはじめとした諸対策の積極的な推進を求める通達をしています。

https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/shidou/aoriunntenntuutatsu.pdf

 

その効果もあって、実際に、被害者が死傷していない事故についても、積極的に暴行罪を適用して検挙したり、危険性帯有者として運転免許停止処分とした事例が報道されておりますので、今後も取締りが進むことを期待したいと思います。

 

もっとも、あおり運転が社会問題となる前から、こういった危険な運転行為は繰り返されてきたわけでして、事故になって死傷者が出なかった場合には、厳しく取り締まられずに結果的に野放しになっていたのではないかと考えると、やはり怖くなりますね・・・。

皆さんもドライブレコーダー等で自衛をされてはいかがでしょうか。

 

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